正直、観る前はそこまで身構えてなかった。
でも観終わったあと、ちょっと黙った。
「異世界の沙汰は社畜次第」第2話、そういう回だった。
派手な展開はない。
剣も振らないし、世界がひっくり返るような事件も起きない。
それなのに、観終わったあとに胸の奥に残る感覚がある。
スカッともしないし、泣かせに来るわけでもない。
ただ、
「これ、笑っていい社畜ネタだったっけ?」
「なんか、自分の話を見せられてないか?」
そんな引っかかりが、静かに残る。
俺はこの回を観て、はっきり分かった。
この作品、社畜を分かりやすいギャグとして消費するつもりがない。
無理をすること。
頑張り続けること。
仕事をやめられない感覚。
それを全部まとめて、
「仕方ないよね」で流さずに描く覚悟がある。
第2話は、テンションが上がる回じゃない。
でも確実に、作品への信頼が一段階上がる。
だからこの記事では、
第2話を観て俺がどこで引っかかって、何を考えて、
なぜここまで気持ちを持っていかれたのかを、
友達に話すみたいな温度で、順番に語っていく。
異世界の沙汰は社畜次第 アニメ2話|あらすじはシンプル、だからこそ刺さる
まず、第2話で起きていること自体は驚くほどシンプルだ。
正直、箇条書きにすると一瞬で終わる。
文字にすると、これだけ。
事件としては小さい。派手さもない。
でもさ、観てて一番引っかかるのはここだろ。
「それでも仕事に行こうとする」
この一文の重さが、ちょっと異常なんだよ。
俺、ここで一瞬笑いそうになって、すぐに引っ込んだ。
笑えなかった。いや、笑っちゃいけないやつだって分かった。
社畜ネタだと思ってたら、急に自分の話になる
序盤は正直、油断してた。
「あーはいはい、社畜あるあるね」って、ちょっと斜に構えて観てた。
でも途中から、空気が変わる。
誠一郎って、別に仕事が大好きなわけじゃないんだよ。
やりがいを語るタイプでもない。
ただ、仕事をしていない自分に耐えられない。
何もしていない時間に、不安が押し寄せてくる。
これ、分かる人には分かるやつだと思う。
「休め」って言われる方が、逆につらいやつ。
俺も昔、体調崩して寝てたとき、
「今、何も進んでない」って感覚に無駄に焦ってたことがある。
第2話はそこを、笑いに逃がさない。
社畜ネタで一回こっちを油断させて、
そのまま現実の感覚を静かに突きつけてくる。
だからこの回、派手じゃないのに忘れられない。
観終わったあと、ちょっとだけ自分の生活を思い出させるんだよ。
アレシュが静かに感情を壊しにくる回
第2話を観終わって、真っ先に名前が浮かんだのはアレシュだった。
展開がどうとかじゃない。
単純に、心を持っていかれた。
派手なことは何もしていない。
でも気づいたら、視線が全部あいつに吸い寄せられてる。
看病シーン、あれは「優しさの暴力」だった
声を荒げない。
無理に止めもしない。
説教なんて論外。
ただ、必要なことをして、黙ってそばにいる。
これが一番きつい。
優しさを振りかざさないのに、
逃げ道だけを静かに塞いでくる。
正直に言うと、観ながら何度も思った。
「いや、距離感おかしくない?」
「そこまで面倒見る?」
「もう一線越えてない?」
でも同時に、納得もしてしまうんだよ。
誠一郎の状態を見てると。
この人がそばにいなかったら、
誠一郎は多分、自分で自分を壊す。
そう思わせてくるのが怖いし、うまい。
BLかどうかより、「依存が始まる瞬間」を描いている
ネットの感想を見てると、
「BLっぽい」「もうそれじゃん」
って声が多いのも分かる。
否定はしない。空気は確かにそうだ。
でも俺が一番ゾッとしたのは、そこじゃない。
これは恋愛かどうか以前に、
「この人がいないとダメになる」って感情が
静かに芽生える瞬間を描いた回だ。
大げさな演出もない。
決定的なセリフもない。
それなのに、関係性の歯車が確実に噛み合った感覚がある。
第2話でそれをやってきたの、正直かなり強い。
社畜×異世界という設定が、2話で完成したと感じた理由
第1話は説明だった。
世界観と立場を整えるための導入。
でも第2話は違う。
この作品が何を描くつもりなのかを、はっきり示した回だ。
少なくとも俺は、ここで腹をくくった。
「あ、これ楽な話にはならないな」って。
仕事スキルが万能じゃないのが、逆に信頼できる
正直に言うと、異世界ものを観てて一番冷める瞬間って、
現代スキルが都合よく無双し始めたときなんだよ。
「はいはい、その能力あれば勝ち確ね」ってなるやつ。
でもこの作品は、そこをやらない。
誠一郎の仕事スキルは確かに役に立つ。
帳簿も整理できるし、段取りも組める。
ただし――
その代償として、ちゃんと身体と心を削ってくる。
仕事ができることが、救いじゃない。
むしろ、それに頼り続けること自体が危うい。
第2話を観てて、俺はこう思った。
「この先、気合と根性でどうにかなる話じゃないぞ」
「社畜のままじゃ、いつか限界が来るぞ」
異世界なのに、ちゃんと現実の延長線上にいる感覚。
それを2話で提示してきたのは、正直かなり信用できる。
視聴者の反応と、神楽の一言
第2話の放送後、SNSをざっと見ていて、
一番多く目に入ってきたのはこの声だった。
「社畜すぎて、正直笑えない」
うん、分かる。
これは否定しようがないと思う。
実際、第2話はギャグとして消化するには、
ちょっと現実に近すぎる。
分かる人だけが、静かに刺されるアニメ
でも俺は、だからこそこの作品を評価したい。
全員にウケなくていい。
無理に笑わせなくていい。
この回が本当に届くのは、たぶんこういう人だ。
昔、ほんの少しだけ無理をしたことがある人。
「今は仕方ない」と言いながら、自分を後回しにしたことがある人。
そういう人が観ると、
「ああ、分かるな……」って、
声に出さずに頷いてしまうタイプの話なんだよ。
第2話は、感情を爆発させる回じゃない。
でも、静かに刺さって、あとから抜けない。
気づいたら、自分のことを少し考えてしまう。
そういう後味を残すアニメだと思う。
異世界の沙汰は社畜次第 アニメ2話 感想まとめ
派手な展開はない。
大きなどんでん返しもない。
でも第2話は、確実に心に引っかかる。
観終わったあと、少しだけ黙ってしまうタイプの回だ。
全部ひっくるめて、俺が観終わったあとに思ったのはこれだった。
「この2人、このまま行ったらどっちかが先に壊れる」
でもだからこそ、続きが気になる。
簡単に安心させてくれない関係性だから、目を離せない。
第2話は、テンションが上がる回じゃない。
だけど、確実に作品への信頼が一段階上がる回だった。
静かで、少し痛くて、
それでも「次も観よう」と思わせる。
そんな2話だった。








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