「いや、タイトルだけで“ただごとじゃない”感ありますよね…」
──それなのに観てしまった。観てしまったら、もう戻れなかった。
この記事では、TVアニメ『光が死んだ夏』のあらすじ・放送話数・原作との対応から、
漫画の進行状況や舞台化情報まで、「今どこまで?」「これからどうなる?」を網羅的にまとめています。
✔️ネタバレ範囲: 本記事ではアニメ第2話までにとどめています
✔️漫画の完結状況: 連載中(既刊7巻)
✔️舞台化: 2026年1月上演予定(キャスト未発表)
アニメ『光が死んだ夏』とは?
モクモクれん原作、“夏”と“喪失”と“違和感”が交差する青春ホラーミステリー。
山間の村に帰ってきた幼なじみ──でもそれは、本当に“彼”だったのか?
▶ あらすじ:光が死んだ夏、そして戻ってきた“ナニカ”
佳紀と光、田舎の中で静かに寄り添っていた二人の関係は、
“帰ってきた光”との再会から狂い出します。
「おかえり」と言いたいのに、どこか違う──そんな違和感から始まる物語。
光は行方不明の末に戻ってきたが、彼の“中身”は別の何か。
それでも佳紀は「一緒にいたい」という気持ちを拭えず、“本物ではないヒカル”との奇妙な夏が始まるのです。
…「あっ、これは“心の奥”を揺らしてくるやつだ」と確信しました。
だって、“一緒にいたい”って思っちゃう気持ち、わかるじゃないですか。たとえ相手が“本人じゃない”とわかっていても。
僕自身、最初は「いやいや、さすがに別人だったら無理でしょ」とか思ってました。
でもね、あの演出と空気感で押されると、「もうこれは信じたくなっちゃうやつだ…」って気づくんです。
つまり、この作品って、“違和感と愛着の綱引き”なんですよね。
観る側の感情までも巻き込んでくる、不穏で、でもどこか切ない物語。
アニメは何話まで? 今どこまで放送されてる?
2025年7月末時点で、アニメは第4話まで放送・配信済。
放送は日本テレビ系列で土曜深夜枠(25時〜)に放送され、Netflixでは全世界同時配信されています。
▶ 放送スケジュールと配信サービス一覧
地上波: 日本テレビ系(関東地区では毎週金曜深夜25:55〜)
配信: Netflix(全世界同時)、ABEMA、Huluなどでも見逃し配信あり
▶ 第1話「代替品」
行方不明だった光が、ある日突然戻ってきた──。
しかし、幼なじみの佳紀はすぐに気づく。「何かが違う」と。
笑い方、間の取り方、目線の動き…些細だけど、確かに“光”ではない。
その存在は「ヒカル」と名乗り、まるで光の代わりのように振る舞う。
……いやほんと、「戻ってきた」のに安心できないってどういうこと? って思いましたよ。
でも、こういう“些細なズレ”こそが、この作品の本質なんですよね。
佳紀の視線の揺れや、ヒカルの言葉の選び方に、僕たちは「どこか違う」という感情を投影させられるんです。
佳紀の戸惑いと混乱の中で、“あの日”からずっと止まっていた夏が動き始める。
▶ 第2話
ヒカルと共に過ごす日々が続くなか、佳紀の感情は揺れていく。
かつての光との思い出がフラッシュバックするたびに、「今目の前にいる彼」は誰なのか──自問が繰り返される。
一方で、ヒカルの中にも“佳紀への執着”が見え隠れし始める。
「代替品なのに、どうしてここまで…?」と観る側もザワつく展開。
もうね、感情の“すれ違い”がただの違和感から、じわじわと不安に育っていく感じ、ほんと絶妙です。
そんな中、村では小さな異変が起こり始めていた。
──静かなホラーって、音が鳴る前の“沈黙”が一番怖いんですよ。これはもう、夏の湿気すら不穏に感じる演出力。
なお、本記事のネタバレはこの第2話までにとどめているので、最新話を観ていない方も安心して読めます。
アニメ『光が死んだ夏』は原作漫画のどこまで進んでる?
「この先が気になる!」──アニメ視聴後、そう思った人は多いはず。
では、アニメ第4話までで、原作漫画のどこまで描かれているのか? 以下に整理します。
▶ 単行本対応範囲と進行状況
アニメ第4話時点では、原作漫画の1巻をほぼ網羅し、2巻の冒頭に差しかかったあたりまでが描かれています。アニメは原作に忠実で、特に“静けさ”や“間”の演出が丁寧に描かれています。
……いや、これほんと、「セリフが少ない=原作薄い」って思った人、ちょっと待ってほしいんです。この作品、表情の“間”とか風景の“余白”とか、そういう“語らない演出”が主役なんですよ。
アニメだと、そこに音響と動きが加わって、「あ、こう見せるんだ」って納得させられるんですよね。例えるなら、原作が“脚本”で、アニメが“舞台演出”って感じです。
▶ 続きが読みたい人はどこから?
「アニメの続きを漫画で読みたい」という方は、単行本2巻の中盤からがベスト。
2025年7月時点で、漫画は第7巻まで刊行中。この夏、先読みするにはちょうど良いタイミングです。
で、ここから先がですね…どんどん「感情のズレ」が拡大していくんです。
“彼は誰なのか”から、“自分はどうしたいのか”へ──視点が変わっていくあたり、読んでて胃がキリキリしてきます。
もう笑うしかない。
原作漫画は完結してる?どこまで出てる?
結論から言えば、まだ完結していません。
原作漫画『光が死んだ夏』は、2021年より月刊ヤングエース(KADOKAWA)にて連載中。2025年7月現在、単行本は第7巻まで発売されています。
▶ 話数・刊行ペースは?
1巻あたり約6話〜7話収録で、半年〜8か月ペースで刊行中。
アニメ化を機にさらに注目が集まり、今後の加速も期待されます。
……あの静かな空気感が、ここまで人気になるとは正直思ってませんでした。
派手さがないぶん、「ちゃんと読まないとわからない」タイプの物語なんですよね。
▶ 原作派とアニメ派のすれ違いも
原作は表情や“沈黙の余白”を読ませる構成なので、静かな恐怖がじわじわ来ます。
アニメではそれを音と間で“可視化”してくれるので、両方の体験に違いがあるのもまた魅力。
原作派は「この“止まった時間”をどう映像化するんだ…?」って不安だったと思います。
でもね、実際観てみたら「え、ちゃんと“息づかい”が聞こえるじゃん」って納得しちゃったんですよ。
ほんと、“沈黙が語る”ってこういうことなんだなって。
アニメと原作、どっちが正解とかじゃなくて、「違うアプローチで同じ感情に触れてる」って感覚が近いかもしれません。
『光が死んだ夏』舞台化決定!いつ?どこで?
2025年7月に発表された最新情報として、『光が死んだ夏』は舞台化が決定。上演は2026年1月予定です。
▶ 現時点での公演情報まとめ
- 上演時期:2026年1月
- 会場:東京公演(会場詳細は後日発表)
- 脚本・演出・キャスト:すべて未発表(7月時点)
▶ あの“間”をどう舞台で魅せる?
“無音”と“空気”で語るこの作品、舞台ではどう再現されるのか…正直、興味しかありません。
特に佳紀とヒカルの“視線の交差”や“ためらい”を、役者の呼吸でどう表現するのか──演出の妙が試されます。
……いやこれ、正直めちゃくちゃ難しいと思うんですよ。
だって“間”って、文字でもなく音でもなく、「空気をどう読ませるか」なんですから。
しかも観客は一発勝負。映像のように“カット割り”もなければ、“内心モノローグ”もナシ。
なのに、ヒカルの“あの怖さ”と佳紀の“迷い”を表現しなきゃいけないわけで…。
──つまり、舞台版『光が死んだ夏』、演じる人も観る人も「感情の読み合い」になると思ってます。
そこが逆に楽しみなんですけどね。静かだけど、内面はきっと、荒れてる。
まとめ|“違和感”の夏に飛び込むなら今
『光が死んだ夏』は、声にならない感情や、見えない恐怖と向き合う物語。
静かに、でも確実に心を侵食してくる“違和感”が、この物語の本当の主役かもしれません。
登場人物たちは多くを語らない。でも、その沈黙の裏には、抱えきれないほどの想いや記憶が詰まっている。
それがセリフよりも重くて、どこか痛くて、だからこそ惹き込まれてしまう。
今ならまだ、アニメも漫画も追いつける。
この“静かなホラー”が胸に残る前に、ぜひあなたの感覚で体験してみてください。
あの不穏な夏が、あなたの中でも始まるかもしれません──。
あなたは、“ヒカル”を誰だと思いましたか?
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