『逃げ上手の若君』アニメ第1期の主要な敵は、足利尊氏、五大院宗繁、小笠原貞宗、市河助房、瘴奸、清原信濃守の6人です。
さらに、征蟻党幹部の死蝋・腐乱、足利陣営を支える足利直義・高師直も、時行の前に立ちはだかる重要人物として登場します。
『逃げ上手の若君』の敵キャラ、いやもう全員の圧が濃すぎるって!
兄を売る裏切り者、遠くの獲物を射抜く弓の達人、息遣いまで拾う地獄耳、戦乱に乗じて村を襲う悪党、そして笑顔のまま時代そのものをひっくり返す英雄。
ただし、この作品の敵は全員が同じ種類の悪役ではない。
この記事では、テレビアニメ第1期全12話で時行と直接対立した主要敵6人を中心に、敵勢力の幹部と足利陣営の重要人物を分けて紹介する。
第1期より先の重大な展開には踏み込まず、誰が何をしたのか、どの勢力に属するのか、時行との因縁は何かを整理していこう。
『逃げ上手の若君』敵キャラ一覧!アニメ1期の主要人物は誰?
『逃げ上手の若君』アニメ第1期で押さえておきたい主要敵は6人だ。まずは時行との関係、登場する事件、第1期終了時点での立場を一覧で確認しよう。
| 敵キャラ | 声優 | 所属・立場 | 主に関わる話 | 時行との関係 | 第1期での位置づけ |
|---|---|---|---|---|---|
| 足利尊氏 | 小西克幸 | 足利家の棟梁 | 第1回以降 | 鎌倉幕府を滅ぼした最大の宿敵 | 時行が将来倒すべき最大の敵 |
| 五大院宗繁 | 伊丸岡篤 | 北条家と縁のある武士 | 第2回~第3回 | 時行の兄・邦時を裏切る | 時行が最初に討つ個人的な仇 |
| 小笠原貞宗 | 青山穣 | 信濃守護 | 第4回以降 | 諏訪を警戒し、犬追物で時行と勝負する | 敵でありながら時行を鍛える宿敵 |
| 市河助房 | 山本高広 | 小笠原貞宗の配下 | 第6回 | 小笠原館へ潜入した時行を追跡する | 聴覚で逃げ道を封じる追跡者 |
| 瘴奸 | 東地宏樹 | 征蟻党の首領 | 第8回~第9回 | 中山庄を襲い、逃若党と戦う | 戦乱を利用して民を苦しめる悪党 |
| 清原信濃守 | 勝杏里 | 朝廷から任じられた信濃国司 | 第11回~第12回 | 保科軍と領民を軍勢で追い詰める | 権力と兵力を振るう第1期終盤の敵 |
この6人に加え、敵勢力を理解するうえで外せない人物がいる。
ここで大事なのは、主要敵6人と補足人物を一緒くたにしないことだ。
死蝋と腐乱は瘴奸率いる征蟻党の実戦要員であり、足利直義と高師直は第1期時点で時行と直接戦う敵ではない。
つまり、『逃げ上手の若君』アニメ第1期の敵は次の3種類に分けられる。
- 時行と直接対決する敵
- 軍勢や権力によって時行たちを追い詰める敵
- 足利尊氏の新たな勢力を支える政治的な敵
この分類を頭に入れておくと、登場人物が増えても勢力図を見失いにくいぞ。
『逃げ上手の若君』最大の敵・足利尊氏は何をした?
足利尊氏は、北条時行から家族、地位、故郷を奪った物語最大の敵だ。アニメ第1期では直接決戦に至らないが、すべての対立の出発点に尊氏の裏切りがある。
『逃げ上手の若君』足利尊氏は鎌倉幕府を滅亡へ追い込む
足利尊氏は、もともと足利高氏と名乗り、鎌倉幕府側の有力武将として知られていた人物だ。
時行も高氏を信頼できる大人として見ていたが、後醍醐天皇側へ転じた高氏の行動によって、鎌倉幕府は滅亡へ追い込まれる。
公式の作品紹介でも、物語は1333年に足利尊氏の裏切りによって鎌倉幕府が滅び、北条時行が地位、家族、故郷を失うところから始まると説明されている。
時行にとって尊氏は、最初から恐ろしい顔をした悪人ではなかった。
むしろ頼れる英雄として映っていたからこそ、裏切りの衝撃が重い。
知らない敵に城を奪われたのではない。信じていた英雄が、笑顔のまま自分の世界をひっくり返したんだ。
いやもう、この時点で因縁が心臓まで食い込んでくる。
『逃げ上手の若君』足利尊氏が不気味な敵である理由
足利尊氏の怖さは、強い武将というだけでは説明できない。
穏やかな表情と人を引きつける魅力を持ち、多くの武士を自分の側へ集めてしまう。昨日まで幕府を支えていた者たちが、翌日には足利方として鎌倉を攻める状況まで生み出した。
第1期の時行は、尊氏本人から毎回追い回されているわけではない。
それでも行く先々で敵に遭遇するのは、尊氏の勝利によって日本の勢力図そのものが変わったからだ。
北条氏の生き残りである時行は、存在するだけで旧体制復活の旗印になり得る。
そのため時行が戦う相手は違っても、大きく見れば尊氏が作った新しい時代の中で追われ続けていることになる。
俺は、尊氏は人間一人ではなく、時代の流れそのものとして立ちはだかる敵だと感じた。
剣の達人なら剣で上回ればいい。だが、人望、政治、軍勢、時代の空気まで味方につけた人物を倒すには、時行自身も人を導く存在へ成長しなければならない。
『逃げ上手の若君』足利尊氏は時行を直接追っている?
アニメ第1期では、尊氏本人が時行を執拗に追跡する展開は描かれていない。
時行を直接追い詰めるのは、五大院宗繁、小笠原勢、征蟻党、国司軍など、それぞれ異なる事情を持つ人物や勢力だ。
したがって、「尊氏がすべての敵へ時行追討を命じている」と一括りにするのは正確ではない。
尊氏は時行個人を追い回す敵というより、時行が鎌倉を奪還するために越えなければならない最大の壁として描かれている。
『逃げ上手の若君』五大院宗繁はなぜ北条邦時を裏切った?
五大院宗繁は、保身のために北条邦時を差し出した裏切り者だ。足利尊氏が時行から国を奪った敵なら、宗繁は時行から兄を奪った個人的な仇に当たる。
『逃げ上手の若君』五大院宗繁と北条邦時の関係
北条邦時は、時行の異母兄に当たる人物だ。
五大院宗繁は邦時を保護する立場にあったが、北条家が敗れた後、自分の身を守るために邦時を足利方へ引き渡す。
最初から敵だった武将が北条一族を狙うのとは意味が違う。
守るはずの人物が、助かるために保護対象を売った。
刀で正面から斬られるより、信頼ごと背中から貫かれるような裏切りだ。
『逃げ上手の若君』五大院宗繁との鬼ごっこで時行は何を得た?
時行は宗繁に正面から力比べを挑んだわけではない。
自分を追わせ、地形と逃走能力を使い、追跡者である宗繁を死地へ誘導する。時行が命懸けの鬼ごっこに勝利したことで、兄の仇討ちは果たされた。
この戦いは、時行が「逃げる主人公」である意味を最初に示した場面だ。
逃げは敵から離れるためだけの行動ではない。
追わせる方向、相手の速度、足場、視線まで利用すれば、逃げながら敵を倒すこともできる。
宗繁戦を境に、時行は単なる逃亡者ではなく、逃げを武器にして奪われたものを取り返す若君へ踏み出した。
五大院宗繁は第1期序盤で退場する人物だが、時行の戦い方を決定づけた敵として重要なんだ。
『逃げ上手の若君』小笠原貞宗と市河助房はどんな敵?
小笠原貞宗と市河助房は、鎌倉幕府滅亡後の信濃で時行たちを警戒する小笠原勢の武将だ。貞宗は目、助房は耳という異なる感覚で、逃げ隠れを得意とする時行の能力を封じてくる。
『逃げ上手の若君』小笠原貞宗は信濃守護として登場する
小笠原貞宗は、新たな信濃守護として諏訪大社へ姿を現す。
第4回「貞宗登場!」では、挨拶代わりに優れた弓技を披露し、自分の武芸と存在感を諏訪頼重たちへ見せつけた。
貞宗は驚異的な視力を持ち、遠くの標的や人間の細かな動きまで見抜く。
諏訪頼重は北条時行を匿っているため、新体制を信濃へ定着させようとする貞宗とは政治的にも緊張関係にある。
ただし、第1期の貞宗を五大院宗繁のような裏切り者や、清原信濃守のような悪徳権力者と同じ枠へ入れることはできない。
貞宗は自らの職務と武芸に誇りを持つ武将であり、時行の能力も勝負の中で認めていく。
『逃げ上手の若君』小笠原貞宗と時行の犬追物
第4回から第5回にかけて、時行は正体を隠したまま貞宗と犬追物で勝負する。
貞宗は優れた視力と弓術で時行を追い詰めるが、時行は攻撃を避けながら相手の狙いを外し、自分なりの射法をつかんでいく。
逃げる天才と、見抜く天才。
この組み合わせ、マジで作劇がうますぎるって!
ただ速く走るだけなら、遠くまで見通せる貞宗には動きを読まれる。そこで時行は、逃げる方向や体の動きによって相手の視線を誘い、予測を外しながら反撃する必要があった。
貞宗は時行の逃げを否定する敵ではない。
むしろ、時行の逃走能力を戦場で通用する技術へ引き上げた、敵という名の実戦教師に近い。
俺が貞宗を魅力的だと感じるのは、時行を苦しめながら、同時に主人公の才能を証明してしまうところだ。
倒されて終わる障害物ではなく、現れるたびに時行の基準を引き上げる。だから敵なのに、見ている側まで次の勝負を待ちたくなるんだ。
『逃げ上手の若君』市河助房は地獄耳で時行を追う
市河助房は、小笠原貞宗の配下として登場する武将だ。
第6回「盗め綸旨、小笠原館の夜」では、風間玄蕃とともに小笠原館へ忍び込んだ時行を、わずかな物音から察知する。
助房が持つのは、かすかな息遣いや衣擦れまで聞き分ける優れた聴覚だ。
逃げ足が速くても、隠れている場所を音で特定されたら逃走を始める前に捕まってしまう。
貞宗が視線で逃げ道を塞ぎ、助房が聴覚で隠れ場所を暴く。
二人がそろうと、周囲の空間そのものが巨大な監視網へ変わる。
一方で、助房は恐怖だけを振りまく怪物としては描かれない。
貞宗へ比較的くだけた態度を見せる場面もあり、二人の間には長く行動をともにしてきた主従らしい距離感がある。
敵側にも信頼関係や日常があるからこそ、小笠原勢は記号的な悪の軍団にならない。
『逃げ上手の若君』瘴奸・死蝋・腐乱と征蟻党は何をした?
瘴奸は征蟻党を率いて中山庄を襲い、逃若党と直接戦った悪党だ。小笠原貞宗が地域を治める守護なら、瘴奸たちは戦乱の混乱を利用して人々を食い物にする暴力の象徴として描かれる。
『逃げ上手の若君』瘴奸は中山庄を襲う征蟻党の首領
第8回「かくれんぼ戦争」で、逃若党は諏訪領の北端にある中山庄を訪れる。
中山庄では、多くの大人が命を落とし、残された子どもたちを吹雪が守っていた。
そこへ迫るのが、瘴奸の率いる征蟻党だ。
征蟻党は小笠原方の戦力として動くが、小笠原家の正規武士と同じ性質の集団ではない。瘴奸は、もともと悪党として恐れられていた人物であり、戦乱の中で武力を利用される立場にある。
そのため、「瘴奸は小笠原貞宗の忠実な家臣」と捉えるより、小笠原方に組み込まれた悪党勢力の首領と見るほうが関係を理解しやすい。
貞宗が守護として秩序を築こうとする敵なら、瘴奸は秩序が崩れた場所へ入り込み、力で人々を支配する敵だ。
同じ側で動いていても、武将としての倫理や目的は大きく異なる。
『逃げ上手の若君』死蝋と腐乱は征蟻党の幹部
死蝋と腐乱は、瘴奸のもとで戦う征蟻党の幹部だ。
第9回「わたしの仏様」では、死蝋が弧次郎と亜也子を相手にし、腐乱は吹雪によって本隊から引き離される。
死蝋は力と戦闘経験で若い弧次郎たちを圧倒しようとする実戦要員だ。
対する弧次郎と亜也子は、一人で勝とうとするのではなく、互いの長所を生かして死蝋へ挑む。敵幹部との戦いを通じて、二人が時行を支える郎党として成長する姿が描かれた。
腐乱は吹雪が担当し、味方の戦場から切り離すことで征蟻党の戦力を分断する。
ここでの吹雪は、単に強い敵を倒すだけではない。
どの敵を誰が引き受ければ全体が有利になるかを判断し、逃若党へ集団戦の考え方を示している。
死蝋と腐乱は主役級の敵ではないものの、瘴奸一人だけでは成立しない征蟻党の危険性を形にした存在だ。
『逃げ上手の若君』瘴奸戦で時行の逃げはどう変わった?
時行は、吹雪から教わった逃げを生かす剣術で瘴奸へ挑む。
五大院宗繁との戦いでは、自分が生き残り、兄の仇を討つために逃げを使った。
しかし中山庄では、自分だけ逃げれば済む状況ではない。仲間と村の子どもたちを守りながら、武装した集団を退ける必要がある。
ここで時行の逃げは、個人技から集団戦の技術へ変わり始める。
敵の攻撃を避け、追う方向を誘導し、仲間が戦いやすい状況を作る。逃げながら戦場全体を動かす力が求められた。
個人的には、瘴奸戦が時行にとって「逃げる達人」から「逃げを指揮に使う人物」へ進む最初の転換点だったと考えている。
敵を倒すだけなら武力があればいい。
だが、人を守りながら勝つには、誰をどこへ動かすかまで考えなければならない。その経験が、第1期終盤の撤退戦へつながっていく。

『逃げ上手の若君』清原信濃守と国司軍はどんな敵?
清原信濃守は、役職と軍勢を使って領民を苦しめる悪徳国司だ。時行は清原本人との一騎打ちではなく、保科軍と領民を生還させる撤退戦で国司軍に立ち向かう。
『逃げ上手の若君』清原信濃守は領民を苦しめる国司
第11回「死にたがりと逃げ上手」では、朝廷から信濃国司に任じられた清原信濃守の圧政が描かれる。
清原の振る舞いに耐えられなくなった保科弥三郎は、国司へ反抗するため兵を挙げる。
しかし、朝廷から任じられた国司を討てば、諏訪側が朝廷との全面対立へ進む危険がある。
諏訪頼重は保科軍へ単純に加勢するのではなく、反乱をやめて領民とともに逃げるよう求める。
ここで時行が向き合うのは、目の前の敵を倒せば解決する戦いではない。
誇りを守って死のうとする武士を説得し、生き延びる道を選ばせなければならない。
『逃げ上手の若君』が描く逃走は、臆病者の選択ではない。
勝てない戦場から人々を生きて帰らせる、責任ある判断として描かれているんだ。
『逃げ上手の若君』清原信濃守と小笠原貞宗の関係
アニメでは、朝廷の権威を背負う清原信濃守に対し、信濃守護の小笠原貞宗も簡単には逆らえない構図が描かれる。
ただし、国司と守護を現代企業の「上司と部下」のような関係で理解するのは避けたい。
国司は朝廷側の地方官、守護は軍事や御家人の統率に関わる役職であり、建武政権期には双方の権限が重なる地域もあった。
作品では複雑な制度を分かりやすく見せるため、清原が朝廷の権威を振りかざし、貞宗が対応に苦慮する関係が強調されている。
ここは、アニメ内の人物関係と歴史上の制度説明を分けて受け取るのが大切だ。
貞宗は清原の圧政を全面的に肯定しているわけではない。
しかし新体制の守護として動く以上、国司と正面から対立すれば政治的な混乱を招く。悪人ではない貞宗まで敵側へ縛りつけるところに、権力構造の厄介さが表れている。
『逃げ上手の若君』国司軍との撤退戦で時行は何をした?
第12回「がんばれ時行、鎌倉奪還のその日まで」で、保科軍は時行たちの説得を受け、川中島から撤退する。
ところが清原信濃守は撤退を見逃さず、国司軍を差し向けた。
保科軍と逃若党は、数で勝る国司軍を相手に、領民を守りながら平地を逃げ切らなければならない。
この戦いの目的は、敵将の首を取ることではない。
味方と領民を生きたまま逃がすことだ。
時行は自分の速さだけでなく、敵を引きつける場所、味方を動かす順番、部隊が崩れないための判断を求められる。
走るのが速いだけでは、人を率いる将にはなれない。
自分が危険を引き受け、仲間が逃げる時間を作り、全体の被害を抑える。時行の逃げが、ついに多くの命を救う指揮へ変わった瞬間だ。
清原信濃守は人格面では分かりやすい悪役だが、国司軍との戦いは時行を「逃げ上手な少年」から「人を逃がせる若君」へ成長させた。
『逃げ上手の若君』足利直義と高師直は敵キャラなのか?
足利直義と高師直は、アニメ第1期で時行と直接対決する敵ではない。ただし、足利尊氏の勢力を支える重要人物であり、長期的には北条方の再起を阻む側にいる。
『逃げ上手の若君』足利直義は尊氏を支える弟
足利直義は、足利尊氏の弟だ。
第1期では、小笠原貞宗や瘴奸のように時行と直接武器を交える人物としては描かれていない。
そのため、「アニメ第1期で時行が戦った主要敵」に直義を含めるのは適切ではないだろう。
一方で、尊氏が築く新たな体制を足利一門として支える立場にいるため、時行にとって無関係な人物でもない。
ここで注意したいのは、後世を含む歴史上の役割を、第1期アニメ内ですべて描写された事実のように語らないことだ。
第1期の範囲では、尊氏側に属する政治的な重要人物として押さえておけば十分である。
『逃げ上手の若君』高師直は足利家の執事
高師直は、足利家の執事として尊氏を支える重臣だ。
ここでいう執事は、現代の生活上の世話をする人物ではない。足利家の家政や組織運営に関わる重要な役職を指す。
ただし、高師直もアニメ第1期で時行を直接追い詰める主要敵ではない。
第1期時点では、尊氏の近くにいる足利陣営の重要人物という位置づけが中心だ。
尊氏一人がどれほど人を引きつけても、集まった武士や領地を動かす組織がなければ、新しい勢力は維持できない。
直義や師直の存在は、時行が将来向き合う相手が尊氏一人ではなく、尊氏を中心に形成された巨大な陣営全体であることを示している。
『逃げ上手の若君』敵キャラが時行を成長させる理由
『逃げ上手の若君』では、敵が変わるたびに時行へ求められる「逃げ」の役割も変わる。敵キャラは単なる障害物ではなく、主人公の能力を次の段階へ進める試験として配置されている。
こうして並べると、同じ逃走でも必要な能力がまるで違うと分かる。
時行は毎回、足が速いだけで勝っているのではない。
敵の感覚、性格、立場、目的を見抜き、相手によって逃げ方を変えている。
『逃げ上手の若君』小笠原貞宗が人気を集める理由
小笠原貞宗は敵でありながら、時行の才能を最も鮮やかに見せる人物の一人だ。
犬追物では容赦なく時行を追い詰めるが、時行の異常な身のこなしと勝負への適応力を目の当たりにする。
貞宗は時行を一方的に見下し続ける敵ではない。
自らも武芸を磨いてきた人物だからこそ、優れた技術を持つ相手の価値が分かる。
俺は、この「敵対しているのに実力は認める」という関係が、貞宗の魅力を大きくしていると感じた。
倒せば終わる悪役ではなく、再会するたびに新しい勝負が生まれそうな宿敵なんだ。
わかる人はニヤついたよな?
貞宗が現れると怖い。それなのに、時行ともう一度戦ってほしいとも思ってしまう。この感情のねじれこそ、良いライバルが持つ魔力だ。
『逃げ上手の若君』足利尊氏と北条時行の才能は何が違う?
足利尊氏は、人を自分のもとへ集める力を持つ。
北条時行は、不利な場所から離れ、生き残り、再び好機をつかむ力を持つ。
集める者と逃げる者。
一見すると正反対だが、どちらも周囲の人間と時代を動かす才能だ。
個人的には、時行の本当の強さは、敗北を最終結果にしないことだと考えている。
勝てないときは逃げる。仲間を守る。力を蓄える。そして、勝てる状況になったときに戻ってくる。
一度の敗北ですべてを失わない限り、戦いは終わらない。
尊氏が人を味方につける英雄なら、時行は時間を味方につける英雄だ。
アニメ第1期の敵たちは、時行から逃げ道を奪おうとする。
しかし追い詰められるたび、時行は新しい逃げ方を身につける。敵が強いほど主人公の可能性が広がっていく構造が、『逃げ上手の若君』の戦いを面白くしているんだ。
『逃げ上手の若君』敵キャラ一覧まとめ
『逃げ上手の若君』アニメ第1期の主要な敵キャラは、足利尊氏、五大院宗繁、小笠原貞宗、市河助房、瘴奸、清原信濃守の6人だ。
足利尊氏は鎌倉幕府を滅ぼした最大の宿敵であり、五大院宗繁は兄・北条邦時を裏切った個人的な仇である。
小笠原貞宗と市河助房は、目と耳によって時行の逃げを封じる小笠原勢の武将だ。
瘴奸は征蟻党を率いて中山庄を襲い、幹部の死蝋・腐乱とともに逃若党の初めての本格的な集団戦を生み出した。
清原信濃守は、国司としての権威と軍勢で保科軍や領民を追い詰める。第1期最終話の撤退戦では、時行の逃げが多くの人を生還させる指揮へ進化した。
足利直義と高師直は第1期で直接戦う主要敵ではないが、尊氏を支える足利陣営の重要人物として位置づけられる。
敵キャラを整理すると、『逃げ上手の若君』の戦いが単なる勧善懲悪ではないことが見えてくる。
裏切り者、誇り高い宿敵、悪党、権力者、時代を変える英雄。それぞれ異なる敵が、時行へ異なる逃げ方を求めている。
逃げることが恥とされた時代に、逃げ続ける少年が最大の英雄へ挑む。
いやもう、この鬼ごっこは追う側まで魅力的だから止められない。敵の立場と因縁を押さえて第1期を見返せば、同じ勝負でも刺さる場所がまるで変わるぞ。
『逃げ上手の若君』敵キャラについてよくある質問
『逃げ上手の若君』アニメ第1期の敵キャラについて、人数や立場を迷いやすいポイントに絞って紹介する。
- Q『逃げ上手の若君』アニメ1期の主要な敵キャラは何人?
- A
主要な敵キャラは6人です。
足利尊氏、五大院宗繁、小笠原貞宗、市河助房、瘴奸、清原信濃守が、アニメ第1期で時行の人生や戦いに大きく関わります。
このほか、征蟻党幹部の死蝋・腐乱、足利陣営の足利直義・高師直も敵側の重要人物として登場します。
- Q『逃げ上手の若君』で北条時行の最大の敵は誰?
- A
北条時行の最大の敵は足利尊氏です。
尊氏の裏切りによって鎌倉幕府は滅亡し、時行は家族、地位、故郷を失いました。
ただし、アニメ第1期では時行と尊氏の直接決戦までは描かれていません。
- Q『逃げ上手の若君』小笠原貞宗は悪役なの?
- A
小笠原貞宗は時行と対立する敵ですが、単純な悪人ではありません。
信濃守護として諏訪を警戒し、優れた視力と弓術で時行を追い詰めます。一方で、犬追物を通じて時行の才能を引き出す宿敵の役割も担っています。
- Q『逃げ上手の若君』で時行が直接戦った敵は誰?
- A
アニメ第1期で時行が直接対決した主な敵は、五大院宗繁、小笠原貞宗、瘴奸です。
市河助房とは小笠原館で追跡戦になり、清原信濃守本人との一騎打ちではなく、清原が動かした国司軍との撤退戦が描かれました。
神楽 颯(KAGURA-ROOM)
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